Artek Stool60、80周年スペシャルエディション パイミオカラー

建築家Alvar Aalto(アルヴァ·アアルト)の名作であり、アアルトデザインの原点ともいえる「Stool60(スツール60)」が、2013年に80周年を迎えます。

フィンランドのバーチ材を使用した3本脚の「スツール60」と呼ばれるオリジナルバージョンは、1933年の11月にロンドンで開催された”Wood Only”展覧会で発表され大好評を博しました。
そして1935年、Artek(アルテック)社設立の数日前に完成した、アアルト設計のヴィープリ図書館にて設置されることになりました。
製品化されるまでに3年の月日をかけて研究された結果、アアルトデザイン特有のL-レッグという曲げ木の手法が生まれ、この技法により、自然素材を活かした丈夫で長持ちする製品作りが可能になりました。

「スツール60」にはアルテックの本質が集約されています。
スタッキング可能で機能性に優れた「スツール60」は、アルテック創業以来800万脚以上もの売上を誇るロングセラーアイテム。アルテック製品の中で一番の販売実績がある作品で、日本でも最も知られているデザインファニチャーの一つです。
「スツール60」は永久に持続する商品価値があり、次世代へ受け継いでいくことができるものでもあります。
時代を超えたスタンダードとして受け継げられていく「スツール60」は、永遠に揺るぐことのないデザインそのもの。
もはや単なる家具ではなく、ファッションとして、あるいは建築的なオブジェクトとしても成立しています。

Artek Stool60、80周年スペシャルエディション パイミオカラー

© Artek

80周年エディション パイミオカラーモデルのもととなったサナトリウム(結核患者の療養所)、「パイミオ·サナトリウム」は、若干33歳だったアアルトがコンペティションで勝ち、1933年に完成させた建築物。
当時建物の設計だけでなく、家具や照明器具、ドアハンドルなど細部にいたるまでアアルトがデザインを担当しました。

このサナトリウム建築は、患者のことを第一に考えられた設計でした。
フィンランドの都市パイミオの街の郊外、建物の周りには広大な松の森が広がっています。
大きな窓からは明るい外の光が差し込み、目の前に広がる森をいつでも見ることができるようになっています。
また、屋上にある野外バルコニーのルーフの一部は波形に設計されていて、アアルト特有の柔らかな曲線が見てとれます。
それらは、結核で患った患者の心を少しでも癒せればというアアルトの想いからでした。

アアルトが描いた人間味のあるモダニズムの建築と家具デザインは、国内外から大きな注目を集めました。
そしてこれを機にアルヴァ·アアルトという建築家·デザイナーは世界で認められ、その後のアルテック設立に繋がりました。

Artek Stool60、80周年スペシャルエディション パイミオカラー

パイミオ·サナトリウム / © Alvar Aalto MUSEO

Artek Stool60、80周年スペシャルエディション パイミオカラー

パイミオ·サナトリウム / © Artek

Artek Stool60、80周年スペシャルエディション パイミオカラー

パイミオ·サナトリウム / © Artek

80周年アニバーサリーとして発表された6色のエディション パイミオカラーモデル。
この6色は「パイミオ·サナトリウム」の内装で使われていたカラーです。
ホワイトとブラックはアアルトの定番色でサナトリウムの各所で見受けられ、イエローは階段や通路に、ターコイズは壁や階段の手摺に、オレンジは窓枠に、そして落ち着いたグリーンは病室に使われていました。

今までにない柔らかい色合いの「スツール60」。
療養所という性質や、結核を患った人たちへの心理的配慮も踏まえて採用された明るく優しい色彩。
その色彩を再現した今回のアニバーサリーモデルは、今まで多彩なバリエーションで作られてきた「スツール60」の中でも特に新鮮さを感じるモデルです。
アアルトは80年前に、こんなにもカラフルな色を選び、建築物に使用していたと思うと驚きです。

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Brand:Artek / https://artek.fi/

Category:FEATURE

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