日常生活を覆すミニチュアアート作品。トーマス·ドイルの日本初個展

Mire, 2013 ©Thomas Doyle

東京·渋谷区にある「DIESEL ART GALLERY」にて、気鋭のミニチュア彫刻家、トーマス·ドイルの日本初となる個展「HOLD YOUR FIRE」が現在開催中。会期は、2019年2月13日(水)まで。

ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、トーマス·ドイル。
自然による静かな惨事にさらされた人物が多く描かれる、1/100~1/43スケールで制作された彼の彫刻作品は、これまでにアメリカ、ヨーロッパ、アジアの美術館やギャラリーで展示され、また、「ニューヨーク·タイムズ·マガジン」「ニューヨーカー」「ニューズウィーク」など多数の誌面にも掲載されるなど、昨今世界中から注目を集めています。

日常生活を覆すミニチュアアート作品。トーマス·ドイルの日本初個展

Mire, 2013 ©Thomas Doyle

”孤独”、 ”別離”、”危機” といった重いテーマを精巧なミニチュアアート作品で表現した本展。高さ2メートルにも及ぶ作品をメインに据え、複数のミニチュアアートや、ドイル自身がマクロ撮影で収めたミニチュアフィギュアの写真作品などが一堂に展示されます。

本展のタイトル「HOLD YOUR FIRE」は、誰もが抱える記憶や思いと、不穏な時代の “疑いようのない不安感” にもとづいて付けられたもの。絶えず起きる戦争、自然災害、難民危機、環境汚染、抗議デモなど、常に大惨事と隣り合わせで暮らしているとも思える現代において、ドイルは尽きない惨事が呼び起こす “心許なさ” をじつに細やかで親密な彫刻で表現しています。

ハリケーン通過後とも捉えられる地面に埋もれる家や宙に浮かぶ家、山火事の影響とみられる荒廃、プラカード片手に抗議デモを行っているような男性など、どのような出来事の瞬間を切り取っているのか、また、登場人物がどのような感情を抱いているのかは見る人の想像力に委ねられるのがドイル作品の特徴。
ただ、それぞれの作品には共通して、”家や家庭、安定といったものへの普遍的な願い” がしっかりと根底にあると感じとることができるでしょう。

日常生活を覆すミニチュアアート作品。トーマス·ドイルの日本初個展

False Flag, 2012 ©Thomas Doyle

日常生活を覆すミニチュアアート作品。トーマス·ドイルの日本初個展

Light no Fires, 2018 ©Thomas Doyle

日常生活を覆すミニチュアアート作品。トーマス·ドイルの日本初個展

Proxy (28 Sapper Ave.), 2015 ©Thomas Doyle

HOLD YOUR FIRE

会期:2018年11月23日(金)〜2019年2月13日(水)

会場:東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F DIESEL ART GALLERY

時間:11:30〜21:00

休館日:不定休

https://www.diesel.co.jp/art/thomas_doyle/