ポスタルコのマイク·エーブルソンが手掛けた「Hotel CLASKA」新客室

東京·目黒通りに建つ都内随一のデザインホテル「Hotel CLASKA」に、理知に富む魅力的なバッグやステーショナリーを展開するプロダクトブランド、POSTALCO(ポスタルコ)のデザイナー、マイク·エーブルソンが手掛けた新しい客室「Room 701」「Room 702」がオープンしました。

かつて人々に親しまれた1969年築の古いホテルをリノベートして生まれた「Hotel CLASKA」。物語を描くようにデザインされたストーリー性をもった客室や、日本やアジアの工藝のエッセンスをいかした客室など、一部屋ごとにそれぞれ内装が異なる計20の客室を備えた、デザインホテルの先駆けとも言えるホテルです。

ポスタルコのマイク·エーブルソンが手掛けた「Hotel CLASKA」新客室

今年の秋で開業15年を迎える「Hotel CLASKA」の、15周年アニバーサリーイヤーを飾る新たな客室として誕生した「Room 701」「Room 702」。
光の見え方を重視した3種類の照明や、調光スイッチを収めたスイッチ小屋、車輪付きの動かせるデスク、少しだけ高く配されたベッド、入り口に置かれたソリッドな強さのある石など、ポスタルコのマイク·エーブルソンならではの視点や発見の面白さ、デザインや素材の細部にまで及ぶこだわりが存分に詰まった居住空間に仕上げられています。

観察、検証、実験を経て作られるポスタルコのプロダクトは、書類入れからはじまり、バッグ、ノートブック、レインウェアなど多岐にわたり、そのどれもが初めて手にしたときから愛着を感じさせる不思議な魅力に満ちています。
また、日々の暮らしに日本のものづくりの技術を活かせる途を見つけ出すこともポスタルコの大事なテーマ。今回の新客室デザインにも、ポスタルコらしい観察と検証のプロセスと、ものづくりへの想いが盛り込まれています。

ポスタルコのマイク·エーブルソンが手掛けた「Hotel CLASKA」新客室

まだ電灯がなかった時代の、日本の伝統的な家屋における “陰翳” の活用方法について説いた、谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼讃』に深く影響を受けて設計された、「In Praise of Shadows(=陰翳礼讃)」と名付けられた新しい客室。

ふわっと白が反射する天井付近の照明、全体をやわらかく照らすダウンライト、夕暮れ時には照明と自然の西日が生み出す陰模様が楽しめる柱の照明。これら3種類の照明は、それぞれ自在に調光することで、昼と夜、各々の時間帯で好きな明るさも暗さも味わえるようにと考えて作られました。

ポスタルコのマイク·エーブルソンが手掛けた「Hotel CLASKA」新客室

また、デスクワークをするときや寛ぎのリラックスタイムを過ごすとき、その時々の用途によって適度な位置に移動できる車輪付きのデスクは、片側が車輪、反対側は棚のレールで、女性でも一人で簡単に動かせる可動式で融通のきく仕様です。

約18㎡という狭小空間を効率的に使えるよう選択された少し高く設置されたベッドは、積み木のような階段を上がって腰を掛けるとちょうど窓の高さになり、富士山の方向を広々と臨むことができます。また、ベッド下には冷蔵庫や金庫が配備されているほか、スーツケースを開いた状態でも置いておけるだけの十分なスペースも設けられています。

チェックアウト後の忘れ物につながりやすい要素をなるべく排除するため、引き出しはあえて作らず、オープンな棚とベンチを荷物置きに。クローゼットもなくしてオープンなパイプをハンガーラック代わりに活用できます。

素材に気を配ったバスルームの壁はゆらぎのあるやわらかな色味の白タイル、床は洗い出し。やさしく降り注ぐオーバーヘッドシャワーも快適です。

ポスタルコのマイク·エーブルソンが手掛けた「Hotel CLASKA」新客室

そして、館内の案内書をまとめたのはポスタルコの「SNAP PAD」、ルームキーはそれぞれの客室で「Pinch Totem Key Holder」と「Lift Totem Key Holder」を使用するなど、客室の備品にはポスタルコのプロダクトが随所に用いられています。

コンパクトにまとめられた機能性の高さと、暮らすように寛いで過ごすことができる心地よさを有した空間。日本文学から影響を受けてデザインされた新しい客室には、世界中の多くの人を魅了するポスタルコのバッグやステーショナリーアイテム同様、使い勝手と使い心地のよさ、使う楽しさ、そして、どこか懐かしさを覚えるようなあたたかみが感じられます。

ポスタルコのマイク·エーブルソンが手掛けた「Hotel CLASKA」新客室

Hotel CLASKA 新客室「Room 701 “In Praise of Shadows”」「Room 702 “In Praise of Shadows”」

住所:東京都目黒区中央町1-3-18

電話:03-3719-8121

広さ:セミダブル(18㎡)

時間:チェックイン15:00〜、チェックアウト12:00

料金:15,000円(1名利用)、23,000円(2名利用)

※ 別途消費税、サービス料、宿泊税あり

All Photos – © CLASKA

http://www.claska.com/hotel/story.html