呼吸をする素材、珪藻土で作られたライススタイルプロダクト、soil / ソイル

大地から生まれ、大地へと還る素材、”土”。
その馴染み深い天然の土が持つわたしたちが忘れかけていた魅力を、日本古来から伝わる伝統技術、左官(さかん)によって引き出した今までにないプロダクト、soil(ソイル)。
吸水性や保湿性に優れ、また、リサイクル性にも富むことで知られる天然の土、珪藻土(けいそうど)を用いて、自然素材特有の風合いと質感を活かした、人や環境に優しいライフスタイルアイデアを提案するアイテム群です。

左官とは、鏝(こて)を使用し、土やセメントなどで壁や床、堀などを塗り仕上げる技術のこと。
夏の湿気や冬の乾燥を和らげるため、調湿機能を持った土の呼吸を利用するという生活の知恵を活かして生まれたものです。
時代とともに土壁や漆喰など本格的な塗り仕上げへと発展し、技術を芸術的領域にまで昇華させる職人が現れるなど、歴史と伝統に培われた技が受け継がれてきました。
代表的な日本の左官仕事を挙げるならば、日本式の城郭建築に見られる白い漆喰の壁や、”侘び寂び”の粋を集めた、茶室の壁などがあります。
また、近年はシックハウスの問題などが表面化したことをきっかけに、エコロジカルな空間を作り出す技術として、改めてクローズアップされています。

呼吸をする素材、珪藻土で作られたライススタイルプロダクト、soil / ソイル

© soil

呼吸をする素材、珪藻土で作られたライススタイルプロダクト、soil / ソイル

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江戸時代より富山で左官業を営み、1917年(大正6年)に四代目石動半七(いするぎはんひち)が金沢で起業して以来、戸建住宅からマンション、ビルに至るまで様々な左官工事を一貫して行っている左官の老舗企業、「イスルギ」。
材料、工法など全てに渡り徹底して本物にこだわる姿勢とその深い経験は、歴史的建造物の修復を一任されるなど、高く評価されています。

昭和に入ってから東京オリンピックや大阪万博など国家的大プロジェクトに参加し、国から「優秀技能賞」の表彰を受ける職人を数多く輩出してきました。
平成以降も国宝瑞龍寺(富山県高岡市)の再建事業や大阪城天守閣の「平成の大改修」、金沢城の復元工事など歴史的建造物のプロジェクトに携わり、ユニバーサル·スタジオ·ジャパンや大阪ドーム、京都駅ビルほか、現代の建築計画にも高い技術を提供しています。

しかし近年、住宅様式の変化や建設工期の短縮化の流れから、壁の仕上げには塗装やクロスが増え、石膏ボードなど建材の乾式化が進むにつれ、左官職人による左官の技術を生かす場が少なくなりつつあります。
建物の近代化とともに需要が減少し、職人も減り続けていく環境下において、”地産地消で何か新しいことができないだろうか?”という危機感を伴った切実な思いをきっかけにして、石川県デザインセンターを中心に、左官業の新しい展開としてアート事業部を立ち上げた「イスルギ」と、地元で活躍するデザイナーが知恵を寄せ合い、さらに、デザインコンサルティング会社、「アッシュコンセプト」のディレクションにより、環境と人に優しいプロダクト、「soil」は誕生しました。

元来、”土”を生業とする「イスルギ」にとって、土は極めて身近な自然素材。そこで、吸水性、保湿性、脱臭性、耐熱性に優れた類まれなる素材、珪藻土を活用した新しいコンセプトブランドが発進することとなりました。
珪藻土とは、人にとって快適な空調を維持し、”呼吸をする素材”として知られています。
海や湖などに生息していた植物性プランクトン類が堆積物となり形成された地層から採取されます。
多孔質構造で、内部にマイクロメートル単位の微細な孔が無数にあいているので、吸水性や保湿性に優れ、消臭性や調湿性にも富んでいます。
四季のある日本では非常に有効な素材で、各地の風土によって様々な色を帯びているのも特徴です。

呼吸をする素材、珪藻土で作られたライススタイルプロダクト、soil / ソイル

© soil

呼吸をする素材、珪藻土で作られたライススタイルプロダクト、soil / ソイル

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「soil」の製品の中で、今までにない革新的な製品として特に注目されたのが、珪藻土を用いたバスマットでした。

土でできたバスマット。
見た目はまるで石板のようで、バスマットの柔らかくふんわりとしたイメージとは随分異なります。
しかし、実際に濡れた足を置いてみると、マットが一気に水分を吸い込み、踏んだ瞬間に足の裏がサラッとして気持ちいい。足の裏で土の質感をも感じる新感覚のバスマットは、マットの上に乗るだけで、風呂上がりの濡れた足の裏の水分をすばやく吸い取ります。
吸い取った水分は時間が経つとともに自然に乾燥するため、従来の濡れたバスマットの不快感が解消されます。
バスマットに求められる吸水性と心地よい肌触りを、珪藻土の多孔質ならではの優れた吸水機能と自然素材特有の優しい風合いと心地良さで仕上げています。

また、身体に優しい天然素材を使うことで、天日干し(※)や自然の風を利用し、二酸化炭素の排出を抑えるなど、環境保護にも繋がり、近年問題視されているシックハウス症候群等の原因である化学物質の発散を防ぐことも期待できます。
※「BATH MAT aqua」、「BATH MAT light」、「BATH MAT wave」については、反りの原因となるため、天日乾燥は推奨されていません。

呼吸をする素材、珪藻土で作られたライススタイルプロダクト、soil / ソイル

© soil

呼吸をする素材、珪藻土で作られたライススタイルプロダクト、soil / ソイル

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「soil」は経済産業省のクールジャパンプロジェクトに選ばれたこともあり、ドイツのフランクフルトで開催されたライススタイル国際見本市「アンビエンテ2012」や、ハンブルグで開催された「アーリーバード·ライフスタイルメッセ2012」などに出品され、独特の色合いや繊細で緻密な技術など、質の高い日本のデザインアイテムとして欧州でも高い評価を獲得しています。

また、国内でもメディアへの露出が年々増え、新聞や雑誌はもちろん、「ワールドビジネスサテライト」や「はなまるマーケット」、「リンカーン」、「ヒルナンデス!」、「笑っていいとも!」、「SmaSTATION!!」、「アメトーク」など様々なテレビメディアでも取り上げられるほど注目度の高いブランドへと成長しています。

四季のある国、日本の風土から生まれた左官技術。
普段の暮らしの中でその技術を感じることは極めて少なくなってきていますが、ただ、日本の伝統技術は決して消えることなく、かたちを変え、むしろ以前よりも身近な存在として、現代においてもしっかりと息づいています。

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Brand:soil / http://soil-isurugi.jp/

Category:FEATURE

File Number:009