プライベートコレクションを一挙公開「片山正通的百科全書」展

東京·新宿区にある東京オペラシティにて、2017年6月25日(日)まで、世界的に注目を集めるインテリアデザイナー、片山正通のプライベートコレクションを一挙公開する展覧会「片山正通的百科全書 Life is hard… Let’s go shopping.」が開催されています。

インテリアデザイン事務所「Wonderwall(ワンダーウォール)」代表の片山正通。これまでに「コレット」「トム·ブラウン」「フェンディ」「ユニクロ」「ユナイテッド·アローズ」「インターセクト·バイ·レクサス」「パスザバトン」「ディーン&デルーカ」「ピエール·エルメ」など、錚々たる国内外の店舗や空間デザインを手がけています。

また、一方で稀代のコレクターとしても知られる片山。
彼の活動拠点となるオフィスには、ミュージシャンに憧れていたという学生時代から買い集めたCDや、書籍の膨大なコレクション、世界各国の旅先で手に入れた骨董、ヴィンテージの家具、アート作品、さらにはシロクマの剥製、多肉植物などが所狭しと展示されています。

その中にはコレクターにとっては垂涎の的であるフランスの建築家、ジャン·プルーヴェやシャルロット·ぺリアンらのオリジナル家具、アメリカのアーティスト、KAWS(カウズ)のグラフィティ、さらには、ライアン·ガンダー、サイモン·フジワラ、五木田智央、河原温、村上隆といった国内外の現代美術作品など希少価値の高いものも数多く存在します。

「人に出会うように、多くのモノに出会ってインスピレーションを受けてきた。」と語る片山。
本展は、多種多様なコレクションに向けられた欲求や審美眼を通して、また、それらを美術館という場にいかにディスプレイするかを通して、インテリアデザイナー片山正通の関心の所在やクリエイションの本質を探ろうとするものです。

多様なプライベートコレクションを一挙公開「片山正通的百科全書」展

ジャン·プルーヴェ《STANDARD DESK》1941年

多様なプライベートコレクションを一挙公開「片山正通的百科全書」展

五木田智央《雑多な情動》2008年 © TOMOO GOKITA

目に映るものすべてが「素材」であり「刺激」となる片山にとって、もはや病的とも言えるほどの探究心の集積であるコレクションは、必ずしも系統に基づいて集められたものではありません。
CDや書籍、家具やオブジェ、動物の剥製や大型植物、コンセプチャルアート、果てには古道具や自身がガラクタと表現するようなものまで、ジャンルも年代も全く異なるそれらを片山自身がいかに分類·編集し、ギャラリー空間として構成していくか。そこが最大の見どころと言えます。

「ショップだったらどのようにディスプレイするか?」という視点のもと、「人と動物」「白と黒」「ミッドセンチュリー家具」「ランドスケープ」「コンセプチュアルアート」など独自の価値観によるカテゴリーで分類され、見やすいように整理された、訪れる者の好奇心を刺激する展示空間。
会場には混在するコレクションの中から厳選された500点余りが「ショッピングのようなわくわく感」をキーワードに展示されます。

空間作りというインテリアデザイナーとしての仕事と、空間を構成する要素となる私的コレクションが、どのようにシンクロするのか。
「公」と「私」が交錯する場で、あらゆる可能性を探求して見つけだす片山の圧倒的なクリエイションを実感できます。
世界的インテリアデザイナー片山正通の、卓越した創造力の源を感じとれる展覧会です。

多様なプライベートコレクションを一挙公開「片山正通的百科全書」展

カウズ《UNTITLED / MBFB7》2014年 © KAWS / Photo: FARZAD OWANG

多様なプライベートコレクションを一挙公開「片山正通的百科全書」展

ライアン·ガンダー《RIETVELD RECONSTRUCTION – EJIRO》2007年 / Photo: KEIZO KIOKU

多様なプライベートコレクションを一挙公開「片山正通的百科全書」展

作者不詳《聖人像》18世紀後半 / Photo: KEI OKANO

片山正通的百科全書 Life is hard… Let’s go shopping.

会期:2017年4月8日(土)〜6月25日(日)

会場:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1,2]

時間:11:00〜19:00(金·土は20:00まで)いずれも最終入場は閉館の30分前まで

休館日:月曜日

入場料:一般1,200円(1,000円)、大学·高校生800円(600円)、中学生以下無料

※( )内は15名以上の団体料金。

※同時開催「収蔵品展058 ブラック&ホワイト―色いろいろ」「project N 67 田中彰」の入場料を含む。

※収蔵品展入場券200円(各種割引なし)もあり。

※障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料。

※Arts友の会会員は無料(会員証をご呈示ください)。

※割引の併用および入場料の払い戻しはできません。

http://www.operacity.jp/ag/exh196/