時間という概念を再構築。マグマ新作展「STOP THE TIME」

2017年3月3日(金)から東京·目黒区のアートギャラリー「VOILLD(ボイルド)」にて、杉山純と宮澤謙一による新進気鋭のアーティストユニット「magma(マグマ)」の個展「STOP THE TIME(ストップザタイム)」が開催されます。

オリジナルプロダクツの制作から、店舗什器やムービングディスプレイ、舞台美術、空間演出などのクライアントワークまで幅広く活動しているマグマ。
これまでに、ゆずや木村カエラ、サカナクション、きゃりーぱみゅぱみゅなどのミュージックビデオへの作品提供や、NHK「Music Japan」の番組セット、「keisuke kanda 新宿店」の店舗内装などを手掛けています。

近年は「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」や海外のアートフェアへも出展し、どこか懐かしさを覚えるアナログ感とクレイジーな色彩が融合した作品群は、パンクでカオスなアートとして国内だけでなく海外からも注目を集めています。

独自の壮大な世界観のもと、身の回りにあるオモチャや廃材、電動器具など様々なマテリアルを再構築して創り出される誰にも真似できない作品群の数々。
誰もが見覚えのあるキャラクターやモチーフなどを主題に置き、緻密に構成された作品群は、一見するとキャッチーでありながらも寓話的でもあり、何か違和感を感じさせます。
私たちが思い描いているファンタジーや美意識の感覚を破壊されるような衝撃と、潜在意識に訴えかけるような表現は、私たちや社会が持つ固定概念という無意識の存在に対しての疑問や嫌悪感の表れであり、古い価値観を打ち壊そうとする改革ともいえます。

時間という概念を再構築。マグマ新作展「STOP THE TIME」

昨今マグマは「時間」という在り方について興味を持ち始めたと言います。
誰しもが日々当たり前に「時間」を軸に動き、動かされ、時に翻弄されてしまうことに疑問を抱き、明確なようで曖昧な「時間」という不透明な感覚と、無くては生きて行けないという現実とのギャップに憤りを感じたのです。
目安や目的でありながらも、確実に時を刻み、逃げることのできない恐怖のような存在とさえ捉えることができる「時計」。それはただの時間を具体化しただけの物体にとどまらず、古くからその用途、形態を様々に変えて私たちに唯一「今」を教えてくれる当然の象徴であり、不思議な存在なのです。
まるで宇宙のような時間という歪んだ軸を、マグマらしいシニカルな解釈で再構築し制作された作品を通して、私たちに「時間」という概念を提議しているのかもしれません。

2016年に開催された個展「SYMVOL」に続く三度目の新作展となる本展では、オブジェやスカルプチャーなどの立体作品を中心に、コラージュやペインティングの平面作品など、約30点が発表されます。
また、会場では新作キーホルダーなどの限定アイテムをはじめ、伊勢丹新宿店とのコラボレーションによるTシャツやパーカー、バッグなども販売されます。

”僕らに欠かせない道具の一つ、ものさし。鉄製やプラスチック製は温度によって伸縮し、竹製は湿度によって微細な誤差を生む。基準となるものが、ホントの長さを算出できないかもしれない。 全ての基準というものの不確かさについて考えている。時計もまた時間のものさしであり、楽しい時に早くすぎてしまう時間、人を待っているときの長い時間など 体が感じる歪んだ時間がホントの時間なのではないだろうか。僕らはものさしでは決して測ることのできないものを追い求めている。”
magma

magma exhibition ‘STOP THE TIME’

会期:2017年3月3日(金)~3月31日(金)

会場:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台B1F VOILLD

時間:12:00~20:00(水·木·金)、12:00~18:00(土·日)

休廊日:月·火·祝日

http://magma-web.jp/